奈良県
西吉野町

9月-12月 最高級の柿をつくる一大産地 五條市西吉野で柿の出荷を担うワーカーを募集します!

ここは奈良県五條市西吉野町。今でこそ平成の大合併で五條市となっていますが、かつてこのあたりは奈良県吉野郡西吉野村でした。朝晩の寒暖差と標高、吉野川という河川がこのエリアにたくさんの恵みをもたらしています。このあたり一帯はまさに果樹王国。そんな西吉野エリアの最も特筆すべき産業は「柿」なのです。町内には柿博物館なるものも存在し、町がこの柿の生産に力を入れていることもうかがえますね!

現在、西吉野柿部会で柿を栽培している農家さんはなんと270軒。そしてそのすべての柿農家の皆さんが、ここ西吉野柿選果場に柿を出荷しに来ます。収穫期の9月~11月は選果場は休むことなく毎日稼働し、西吉野の柿農家さんの生計を支えているんです。9月からはじまる農繁期。西吉野の柿農家さんと共に、この選果場で働く仲間を募集します。3か月、五條市西吉野の自然文化を満喫しながら、選果場のルーティンワークに従事してみるアグリワークはいかがでしょう。


西吉野の柿畑

「日本一の柿の産地」という五條市西吉野町。その歴史は戦前にまでさかのぼります。もともとから柿を作っていた産地だったかというとそうではありません。どこの田舎にもよくある「百姓」の光景がここ西吉野にもありました。今の役員さんたちの祖父母にあたる世代では桃やくわ、蚕にみかんと、多様な農業を小規模に営んでいたとか。そんな中、最初はこのあたりの人もみかんに力を入れるようになりました。

ところがご存じのようにみかんといえば和歌山。山と海のある和歌山のみかんの甘味をどうしても引き出すことのできなかった奈良は、戦後みかんに替わる作物として「柿」に力を入れるようになります。標高や寒暖差が柿栽培に適していた西吉野の柿の味は東京の市場でも評価が高く、次第に有名になっていったタイミングで、国のパイロット事業がスタート。

パイロット事業って何?

これは国が国費を使って土地を開墾し、その地の農家に売るというもので、西吉野の農家さんたちが「これからは柿を育てよう!」と意気込んだ時期とこのパイロット事業が絶妙にマッチ、飛躍的に柿畑が増えていったのです。富有柿(ふゆがき)もさることながら、奈良で生まれたオリジナル品種「刀根早生」をちょうどこの時期にできた品種。今では、ハウスの柿収穫から露地の収穫まで、日本一収穫期の長いエリアとも言えますね!

西吉野柿選果場の誕生

こうして柿農家さんが飛躍的に増えた西吉野村。村だけで柿の選果場は4つ存在していました。それが時代と共に一つに集約され、現在は「西吉野柿選果場」として、五條市の中でも西吉野村の柿農家270軒が一同に柿を出荷するマンモス選果場ができたのです。

総工費なんと22億!年間の柿の売り上げが30億あるというマンモス選果場。最新のテクノロジーが駆使されたこの選果場で働くワーカーを今年は募集します!その数なんと30名!この時点でワクワクする方、是非ともご応募くださいね!

西吉野柿選果場が誕生したのは今から22年前の平成11年。当時で総工費22億円をかけてそれまで西吉野村に4つあった選果場が統合されました。集約されたことによって一長一短はありますが、少なくともこの統合によって、最新の技術が入り、「選果」の機械化に成功。毎秒3果の柿の色彩や鮮度を識別し、品質向上に繋がったのです。現在で270件の柿農家さんの愛情込めて育てた柿が、毎日この工場にやってきます。

いくら機械化が進んだとはいえ、人の力が必要なポイントが大きく分けて3か所。

  • ラインの最初でまず柿の硬さを確かめる
  • ライン終盤での箱詰め
  • ライン終盤での梱包

今回募集するアグリワーカーの皆さんの仕事は上記3つの中でも主に最初の選果、箱詰めになります。忙しい時には180名くらいのワーカーさんが同時に働く現場。際限なくやってくる奈良の名産柿とそれを選果するワーカーさん、間違いなく西吉野の柿農家さんを舞台裏で支えているのはここの現場に他なりません。ゆえに柿農家さんも現在全力でこの仕事を手伝ってくれるワーカーさんを募集しています。


こんな人におすすめ

今回のワーク、正直に申します。大自然を満喫しながら汗を流して農家さんと一緒に働く、そういったイメージをお持ちであればミスマッチが起こってしまいます。工場の選果作業は、決して刺激的な仕事とは言えないかもしれません。しかしこういう仕事も現代農業の根幹を支えている立派なお仕事なんです。選果作業を日々の生活のひとつのルーティンと考えて、3か月を過ごすことが出来れば、きっと有意義な期間になる事でしょう。

それもふまえて、こんな人におすすめ!

  • 五條市/大淀町近辺に在住していて3か月、決まったローテーションで働き、計画的にお金をためたい
  • 期間中は原則4勤1休のローテーション。休みの日をうまくつかって五條近辺の魅力を発掘したい方
  • 西吉野の柿に興味があって、少しでも農家さんの役に立ちたい
  • 安定的に稼ぎつつ、来年以降の活動のお金としてしっかりためたい
  • 期間限定の仕事で農業に関連しているものに興味がある
  • 総工費22億円の工場のシステムに興味がある


住込みシェアハウス/通勤の2パターン可能

(西吉野奥谷のシェアハウス外観)

西吉野柿選果場近辺(五條市/大淀町など)在住であれば通勤も可能。交通手段は送迎バスがありますのでそのあたりは心配なさそうです。そして遠方からでも、アグリナジカンとしてアグリワーカーさん用のシェアハウスを用意しています!(女性専用)

シェアハウス条件面

  • 寮費は無料!
  • 水光熱費無料
  • 食事は各ワーカーさん自炊
  • 各ワーカーさんに個室用意できます。
  • 生活用品はほぼそろっているので身の回りのもののみ持参でオッケー
  • 通勤バスがあるので車の免許なくても心配ありません!


最後に・・・

3か月間、五條市西吉野町の魅力を満喫しつつ、ルーティンワークとして日本一の柿産地、西吉野の柿の選果を行うアグリワーク、今年の秋、私たちと一緒に働きませんか?より詳しい仕事内容については、求人情報をご確認の上、問合せお申込みくださいね!


西吉野町の農繁期

9月~12月初旬
奈良西吉野の名産 柿の選果/箱詰め/出荷ワーク 

西吉野町のコーディネーター

山下丈太(やましたじょうた)

株式会社アグリナジカン 代表。これまでに和束町でワヅカナジカン援農プロジェクトを主宰し、そのノウハウを生かして新たな農業求人のかたちをつくるべく、全国にその仕組みを展開しようと同会社を立ち上げる。また地域コーディネーターを兼務しており、和束町やみなべ町の他、複数エリアを担当している。

どこで働けばよいか悩んでいる方へ

アグリナジカンでは、農家さんと援農者をうまくマッチングするためのコーディネーターがいます。

コーディネーターは、各エリアの農家さんの人柄や農業のやり方、方針をよく知っています。そして、アグリワーカーさんの個性や性格、向き不向きなどを知った上で、農家さんを紹介するようにしています。

どの農家さんで働けばよいか、またはどのエリアで働けばよいか悩んでいる方は、まずざっくりとコーディネーターに相談してみてはどうでしょうか。あなたにあった農家さんを紹介してくれます。

とりあえずコーディネーターに相談してみる

※相談には、アグリワーカー登録・ログインが必要です。

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