山形県
大石田町

夏スイカといえば、山形県大石田町の尾花沢スイカ

山形県のほぼ中央部に位置している大石田町。人口約6000人の小さな町です。

最上川が町を縦断しており、江戸時代には最上川の交易で繁栄した歴史ある町です。また、冬は雪国山形の中でも豪雪地帯として知られ、平野部でも2mを超える雪が積もります。

交通の便も良く、関東圏からは山形新幹線で乗り換えなく大石田駅に到着できますし、関西圏からは伊丹空港から山形空港までフライトがあり、伊丹便と接続したバスが大石田駅まで運行しています。


夏スイカの生産量一位

そこで現在作られているのは「尾花沢スイカ」。夏スイカとしては生産量第一位です。主要産地は大石田町と尾花沢市で、各々にスイカ専用の選果場を持つほどで、一夏でおよそ200万玉が出荷されます。夏でも朝晩の寒暖差が激しく、また早朝には最上川から濃い霧が発生する環境がスイカの生育に適していると言われています。各農家さんはそのブランドを守るため、一生懸命美味しいスイカを作るため向き合っています。


スイカの仕事

スイカの仕事は4月中旬から8月中旬まで続きます。特に収穫時期には多くの人手が必要となります。どのような仕事があるのかご紹介します。

  • 定植及びその準備(4月)
  • つる引き(5月)
  • 通路のビニールかけ(5月)
  • つる出し(6月)
  • マット敷き(6月)
  • 花つけ(6月)
  • 収穫&箱詰め(7~8月)
  • 出荷&販売(7~8月)

スイカの育て方には「つる引き」や「みっぺい」などいくつかの方法があり、各々の農家さんで異なります。また、出荷も直接市場に出荷する場合と農協を通じて出荷する場合でも作業が異なりますので、仕事内容に関しては一概には言えません。多くの農家さんでは上記した作業があり、皆さんが来られたタイミングと作業する農家さんの栽培方法で、する/しない作業があります。

定植

大石田ではスイカは一般的にトンネルと呼ばれるミニビニールハウスで栽培されます。苗を植えるだけでなく、トンネル作成などの定植準備の仕事があります。

つる引き

5月中旬ごろから行われる「つる引き」作業はスイカを育てる上で非常に重要且つ大変な作業です。長く伸びたつるを傷つけないよう、つるを引き寄せて根元の方へ巻いていく作業です。一つ一つ丁寧且つ慎重に行わなければならないので気を使いますし、ずっと同じ体勢での作業なので腰が痛くなります。

収穫

大きくなると1玉10kgを超える尾花沢スイカ。非常に割れやすいので、一つ一つ丁寧に収穫し、表面を布で磨いてから、トラックへと積み込んでいきます。市場へ直接出荷する場合には同じサイズのスイカ2玉を1箱に入れて出荷しますので、1箱が15〜20kgになることも!


宿泊費完全無料!民泊&シェアハウスで仲間と楽しく過ごせます!

大石田町内でスイカの栽培が盛んなのは南部エリアもしくは北部エリアになります。南部エリアの農家さんで働く場合徒歩(自転車)圏内のシェアハウスに泊まって頂きます。北部エリアの農家さんで働く場合は大石田駅近くの民泊での滞在となり、徒歩もしくはコーディネーターの送迎で農家さん宅へ向かいます。

民泊

元地域おこし協力隊だったコーディネーターが定住に当たり昨年改装した家屋。1Fにはコーディネーターが住み、2Fを民泊として利用しています。

襖で仕切る部屋が3つあり、3名で泊まって頂きます。しかし、クーラーが1ヶ所にしかないため、襖を半分開けた状態の半個室での宿泊となります。トイレは2Fに民泊ゲスト専用のトイレがあります。風呂は1Fに1ヶ所のみです。

シェアハウス

2025年度から大石田では多数のワーカーさんの受け入れを決定しました。それに伴い空き家を活用してシェアハウスを作りました。場所は大石田の最南端、スイカで有名な新山寺地区。農家さんへは徒歩もしくは自転車で行ける場所です。個室が3つ、障子で仕切る部屋が1つ、計4名でのシェアとなります。風呂・トイレは1Fに1ヶ所のみです。

(片付け中なので外観のみとなります。すみません!!)

民泊かシェアハウスかは農家さんの場所によって変わります。職場が決まれば、宿泊先も決まります。その際にはコーディネーターからも詳しく説明がありますので、ご安心ください。

  • 家賃・水道光熱費の負担なし
  • 個室or半個室(簡易個室)
  • 家電や調理器具など一式用意あり


最後に

大石田のスイカ、皆さんは食べたことはありますか?私は4年前に大石田に移住してきて、スイカで感動することがあるんだ、と驚嘆したことを覚えています。皆さんにもその感動を味わって頂きたいです。ご応募お待ちしています。



大石田町の農繁期

4月~8月
尾花沢スイカの栽培から収穫、出荷までのワークです。

大石田町のコーディネーター

山下丈太(やましたじょうた)

株式会社アグリナジカン 代表。これまでに和束町でワヅカナジカン援農プロジェクトを主宰し、そのノウハウを生かして新たな農業求人のかたちをつくるべく、全国にその仕組みを展開しようと同会社を立ち上げる。また地域コーディネーターを兼務しており、和束町やみなべ町の他、複数エリアを担当している。

末石靖知(すえいしやすとも)

元大石田町地域おこし協力隊。在任中にスイカ農家の人手不足を知り、退任後起業し、地域おこし協力隊インターン制度を利用した援農に取り組む。関係人口·交流人口の増加、空き家を活用したシェアハウス作り等、援農を通して地域問題の解決も推し進めている。

どこで働けばよいか悩んでいる方へ

アグリナジカンでは、農家さんと援農者をうまくマッチングするためのコーディネーターがいます。

コーディネーターは、各エリアの農家さんの人柄や農業のやり方、方針をよく知っています。そして、アグリワーカーさんの個性や性格、向き不向きなどを知った上で、農家さんを紹介するようにしています。

どの農家さんで働けばよいか、またはどのエリアで働けばよいか悩んでいる方は、まずざっくりとコーディネーターに相談してみてはどうでしょうか。あなたにあった農家さんを紹介してくれます。

とりあえずコーディネーターに相談してみる

※相談には、アグリワーカー登録・ログインが必要です。

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